自分がけちだなぁとおもうとき。


以前、ツアー回ってるとき、食事の時バンドのみんなと話してたことを思い出し
た。自分がけちだなぁとおもうときってどういうとき?って話で盛り上がった。
きのうのぼくはまさにその時だった。
乗り物に乗って寝ることはめったにないぼく、それがたとえ、海外の飛行機でも、
ほとんど寝ないのである。ところが、きのう地下鉄に乗ったぼくは不覚にも居眠
りをしてしまった。ふと気づいたときは、まさに降りるべき駅で、もう扉は開い
てた。ここで、ダッシュすると降りる瞬間にドアが締まるに決まってる。
ここは冷静に、はじめから次の駅で降りるのかのように降りるのが大人としてス
マートだろう。ということで、自然を装って、次の駅で降りた。そして、反対方
面の電車に乗るべく階段を使って向かいのホームに行こうとした。
ところが、なんと、一度改札を出なければいけないのである!
う〜む。。。
都営地下鉄は運悪く初乗りも高いので、ここで一度改札出ると、一駅戻るために
200円ちょっと払わなければいけない。それはいやだ。
ということで、時間もまだ余裕があったので、なんと、もうひとつ先の駅にまで
行くことにした。そうすると、ひょっとして、改札を出なくていいかもしれないし、
降りたホームのすぐ反対側が下り電車かもしれない。そうだ、きっとそうだ、一
度改札でないと反対方向にいけないなんて聞いたことがない。あまり電車に乗ら
ないぼくでもそんなことくらいはわかるぞ。
ところが次の駅を降りて愕然とした。まったく駅の構造が同じだった。
こうなれば意地だ。次の駅に行ってみよう・・・・・・。
結局3つ先まで行ってしまったが駅の構造は何も変わらなかった。
大人の挫折である。屈辱とはこういうものか。。。
ぐったりうなだれたぼくは、改札のおじさんに、”すみません、居眠りしてて乗
り過ごしました。。。。”するとおじさん、”はいはい、じゃあ、切符にはんこ
押しますから、出るときまた改札で見せてください。”
いい人だ、後光がさして見えた。
乗り物で絶対もう寝ないぞ〜。